狐が風鈴を鳴らす

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モネ展

昨年9−12月にかけて催されていたモネ展。

こっそり参戦していたのだ。美術館で行われる企画展示はいかないこともないが、今回のモネのような芸術大家の展示は初めてである。無論美術にたいする知識は皆無!

 

クロード・モネ

フランスの画家。印象派の大家で19世紀から20世紀に渡り活躍。代表作は「睡蓮」「日傘を差す女」「印象・日の出」等々。

予備知識はこれくらい。それでよくもまあ見に行こうと思ったものだと思われそうだが見たかったんだもの。

モネ展、平日の昼過ぎに訪れたが人が多い。入場制限がかかっている。うんざりして踵を返し帰ろうかなと思いもしたが、ここまで来たのだから少し待つぐらいなんてことないだろ?と自分に言い聞かせる。モネがぼくをまっているのだから……。

やはりご年配の方が多い印象。一人で来ているのは少数派か。しかしそういう人に限って若いのがなんだか面白い。15分ほどまって入場すると、入り口すぐの説明文の前に立ち止まっている人。邪魔だなぁ。絵を観に来たんだから絵を見ようよ!ねぇ?

人気展示ほどみんな絵画横の説明文に目を凝らすんだな?勿体無い。というか邪魔です。入場したはいいもののあまりの人の多さにうんざり気味。こんなんじゃ楽しめないなーというモヤモヤした気持ちで見て回る。しかしこの初心者に毛も生えていない程度のぼくでも”なんか……スゲェ”と思わせる絵画たち。なるべく人ごみを避けての観覧だったので、超有名作よりかモネが筆遊びで描いたような作品ばかり観ていた。うわースゲェスゲェと幼児退行したような感想しか出てこない。

遠くから見ると何を書いているかわかるが、近づいて見ると、絵に近づけるだけ近づいて一点に目をこらすと何が書いてあるかよく分からない。距離を取る。わかる。近づく。わからない。これが印象派なのか!?と思ってみたり。絵一枚で生み出す雰囲気を大事にしてるのかなぁ。油絵でこれ書いてるってすごいなぁ。水の描き方うまいなぁ!

実物だと筆の運びが分かる。それが面白かった。ほほう、なるほどと知ったかぶってみる。こんな絵がかけたら楽しいだろうな。と思っていた矢先、毒々しい色遣いと、もはや何が書いてあるかさっぱりわからない作品の群れ。晩年モネは白内障を患い、もやは見ることが難しくなっていたそうだ。そんな中のこした作品たちはそれまで見てきた彩度の薄い、静かな絵から濃く重い色で筆を振り回しているかのような、錯乱したかのような絵。怖くなった。何を描いているのだろう。もはや抽象画。

有名作に「睡蓮」があるが、これは「睡蓮」といっても多種多様な「睡蓮」があることを知る。何枚も何枚も。この「睡蓮」達は自宅の庭の風景だそうだが、なぜそんなに同じものを書いたのか。モネにとっては同じものではなかったということか。

モネは代表作の「睡蓮」のように風景画のイメージだったが、人物画も中々描いていることが判明。それはなんか普通だったけど。

もっとゆっくり見たかったというのが本音だが、やはり超大家である。人気がすごいから仕方がないのかな。まぁこういうときに背が高いと、後ろからでも見えるので少し楽だなー。しかし老人達も披露困憊の様子だった。少ない椅子はすべて埋まっていた。そりゃ疲れちゃうよねー。

帰りに物販で今回のモネ展の図録?が売っており買ってしまいそうになるも我慢。買ったら自分でモネのことを調べようとしなくなる気がしたので。もっと色々知りたいぞ。

 

作品の1つ「印象・日の出」

http://art.pro.tok2.com/M/Monet/mo01.jpg