狐が風鈴を鳴らす

本 映画 音楽 その他諸々の雑感を書き連ねるブログ

食らえ好き好きハリケーン

一方的に、おススメだ、と言って押し付けるように、強制するように映画や小説、音楽を、創作物の名前を出すことに抵抗はある。それはおススメされた相手のことを何も考えていないのと同じだから。それでもしたくなっちゃう時あるよね、てへ。

だからおススメではなく、勝手にぼくが好きだ!と騒がせてもらうことにする。

このブログで触れるのは基本好きなものだけ、と決めているけども、より一層騒がせていただこう!

 

手始めに、勝手に友人に勧めてしまったアニメ映画から。

 

東京ゴッドファーザーズ

 

あらすじ

ギンちゃん、ハナちゃん、ミユキ。新宿で暮らすホームレス3人組の前に、意外なクリ­スマス・プレゼントがやってきた。ゴミの山の中で生まれたばかりの赤ちゃんを発見した­のだ。勝手に"清子"と命名し、ゴッドファーザー(名づけ親)と­なった3人は、雪ふる街を、親を探してさまよい歩く。ウラ東京で、人生を生き抜くホー­ムレスたちが、急転する「運命」の中で出遭う<奇跡>とは

 

 

クリスマス映画、と言われてぼくの脳裏にすぐ浮かぶのは「ダイ・ハード」とこれ。

監督は今敏。すげぇ好きです。この人の作品とにかく好きです。

アニメと現実の妥協点、と言った人物描写。ほかのアニメ映画に比べて人物の表情が凄い。「不気味の谷」という話は知っている人は知っているでしょう。その「不気味の谷」を上手に回避している、動きに動く表情は、ともすると嫌悪感を覚えてしまうかもしれない。こんなアニメいやだって。

アニメ画だと、そんなことは感じるわけもない。あくまで人という画だから。

けれどこの人の作品は、人という画なのだけれど、現実にいてもおかしくないと錯覚するような、そんな人。ノックアウトされます。

ああ、へたなこと言うとネタバレになるし。


映画『東京ゴッドファーザーズ 』 予告編 - YouTube

 

・パプリカ

 

あらすじ

パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。

 

 

続けて今敏監督映画。豊かで鮮やかな色彩と、現実と夢の狭間を塗りつぶすかのような恐ろしくも面白い映画。原作は筒井康隆。「時をかける少女」で有名ですね。

林原めぐみ古谷徹が出てくるんだぞ!

エヴァ綾波ガンダムアムロが共演していると考えてください。興奮しますね!加えて明夫さんも…もう感無量ですわい、とこれだけでぼくは満足出来てしまう。

それも面白さの一端を担っているけれど、この映画の面白さは"画”にあります。画を見てください。こんなに画に魅力あるアニメ映画ってそうそうないと思うよ。煌びやかでありながら脆さを感じさせる夢の中の映像と、堅牢で地味、どこにでもありそうな現実の風景。始め区別されていますが、徐々にそれが一体となって世界を作り上げてゆく…。すげえぇぇぇぇぇ!としか初めて見た時言えませんでした。

何回でも見れる映画です。

キャッチコピーがあって

私の夢が、犯されている―/夢が犯されていく―

90分程度でまとめたのもいいです。長すぎる映画って嫌いなんで。

大好きです!

 


パプリカ(アニメ映画) 予告編 - YouTube

好きな作品を冷静に、面白さを伝えるって難しいな。面白いから、になりがちだ。

 

ビアンカの大冒険 ゴールデンイーグルを救え!

 

あらすじ

ビアンカの今度の活躍舞台はオーストラリア。
悪質密猟者マクリーチの罠にかかってしまった数少ないゴールデン・イーグル、マラフーテを助けようとしたコーディ少年が、マクリーチに誘拐されてしまう。
事件を知った仲間の動物たちは、ネズミたちの国際救助協会にSOSを出し、救助隊に任命されたビアンカとバーナードのコンビがオーストラリアへ赴き、地元の冒険家ジェイクと共にコーディとマラフーテの救出に向かう。

 

 

ディズニー映画。幼いころから飽きるほど見てきた映画。けども飽きない。ディズニーの傑作の1つだと思う。知名度が低いのが悲しい。ネズミ映画なのにね。

一応第二作目、という位置づけですがこれだけ見ても大丈夫!全然OK!

あくまで子供向けですが、大人でも充分楽しめます。ユーモアの利いた会話、いきいきとした登場人物。悪役がしっかり悪役してるのがいいです。最近のディズニー映画にいない、THE悪役です。顔も言動も悪い!

ウィルバーというアホウドリがいるんだけどこいつが最高なんすよ。しかも声が玄田哲章。知らなかったけど、この人も大好き。シュワちゃんの吹き替え声って言えばわかるでしょう。

導入部から引き込まれます。レストランの、あのグリーンピースを使ったシーンはぼくのハートを鷲掴みしています。

これも一時間チョイで見れる非常にコンパクトながらも、ドキドキハラハラする映画。

こういう映画、ディズニーはもう作んないのかな。

 

www.youtube.com

 

 

 

アイアン・ジャイアント

 

あらすじ

ソビエト連邦からスプートニク1号が打ち上げられた1957年、アメリカはメイン州の沖合い。嵐に遭遇した漁師は、巨大な流星と不自然な二条の光線、そして巨大な影を目撃する。

数日後、少年ホーガースは、電線に絡まった巨大なロボット、アイアン・ジャイアントを助け、すぐに仲良くなった。

誰からも見つからぬよう過ごしていた彼らだが、ある日、アイアン・ジャイアントの存在を探ろうと捜査官のマンズリーが現れる。

 

 

ぼくの中で最強の映画。断言します。傑作です。もう心締め付けられる。

こんなにまっすぐな映画はないです。絶滅危惧種です。

ぼくはどんな映画やドラマ、小説でも泣いたことがありません。この映画を除いては。この作品は泣いた。いつの間にか、涙が目の端からスゥーっと垂れていました。

これ以上言うことはありません。言葉は余計です。

見ればわかる。ぼくの泣いた理由が。幼いながらも涙した理由が。

 

アイアンジャイアント 予告編 - YouTube

 

 

言の葉の庭

 

あらすじ

靴職人を目指す高校生のタカオは、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノに出会う。どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、万葉集の短歌 「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」 を言い残して去っていった。

こうして、雨の日の午前だけの2人の交流がはじまる。

 

 

一気に変わって最近の映画です。

地味な話を幻想的な風景描写で飾り立てたいい話。

監督は新海誠。「秒速五センチメートル」という作品で有名か。これも綺麗な映画。山崎まさよしのOne more One timeが主題歌です。この「秒速五センチメートル」

話戻しましょう。

庭園って実は新宿御苑です。自分の見知っている場所がこんなに印象深くなるのかぁ。

注目してほしいのは水。水にこだわっています。雨、池、水たまり。水って透明でしょう?だけどアニメでは水色とかを使って表現するしかないわけなんですが、これはまあ見てください。

あとはやはり万葉集の歌を使っているところに注目してほしい。思いを短歌で表現するなんて今の時勢ではあまりにも場違いで、歪。上手くそれを映画に落とし込んでいます。短歌っていいものだなと思わせてくれます。

言葉を切り詰めて、凝縮して、伝えられるものもある。凝縮した分、濃く、強く、響く思い。

これも一時間ないくらいの手軽に見れる作品。

 


『言の葉の庭』 予告篇 "The Garden of Words" Trailer - YouTube

 

今回は一般的向けアニメ映画に関してだけ。ちょっとヲタク臭いのや、一般向けでもいいアニメ映画はまだいっぱいあります。おいおいまた、好きだ!と叫ばせて頂こう。

今回触れた映画は、ぼくの大好きな映画です。胸張って言います。大好き。

もう一回ぼくも全部見る。